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NVMe U.2 (SFF-8639) / M.2 (NGFF) ドライブとICY DOCK NVME リムーバブルケースでシステムをスピードアップ
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NVM Express(NVMe)に最も一般的なフォームファクタは、M.2(NGFF)と 2.5インチラップトップ用ドライブの2つです。M.2はコンパクトなフォームファクタで、Mキーコネクタを活用した1枚の回路基板です。一方、2.5インチ ラップトップドライブのフォームファクタでは、新しく企業向けに開発されたU.2(SFF8639)コネクタを採用しています。どちらも転送速度は同じですが、M.2ではなくU.2ドライブを使用した場合、いくつかのメリットがあります。詳しく見ていきましょう。
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NVM Express(NVMe)ドライブの経緯:
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近年の不揮発性データストレージの進歩により、半導体ドライブ(SSD:Solid State Drive)が広く使用されるようになりました。これらのSSDにより、SATA 6Gb/秒の接続標準の限界を超えて、PCI-e Non Volatile Memory Express (NVMe) 32Gb/秒の接続標準が台頭し、SSDにあった速度上のボトルネックが解消されました。PCI-e NVMeはSATA接続に比べて最大4倍高速であり、その帯域幅は増え続けるデータにも簡単に利用できる速度です。
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2.5インチのラップトップ用ドライブ(ここではU.2ドライブと呼びます)には、物理ドライブの管理性が備わっています。M.2にはより小型のフォームファクタというメリットがありますが、マザーボードに取り付ける際に静電気の影響を受けやすくなる露出した回路基板を使用するため、ドライブへのアクセス性と耐用寿命が重要となる企業分野にはふさわしくありません。一方、U.2ドライブは、回路基板を覆う金属製のシェルで設計されており、通常の2.5インチ ハードドライブと同じ様に扱うことができます。このため、U.2ドライブの場合、ドライブや重要なデータを損傷させることなく、システムをいつでも簡単かつ安全に交換できます。さらに、2.5インチのフォームファクタであるため、システムビルダーが新たなフォームファクタに適応する必要もなく、不必要な複雑さが生じることもありません。
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ICY DOCK によるイノベーション
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U.2ドライブの汎用2.5インチフォームファクタ、そして完全に密閉された保護ケースを備えていることから、U.2 NVMeドライブ規格が企業に選ばれる理由も明らかです。また、ICY DOCKが、U.2 NVMe SSDに特化した初のホットスワップ対応U.2ドライブケージとなるToughtArmor MB601VK-BおよびMB699VP-B(2018年3月に発売)を設計する先駆企業となった理由も、ここにあります。これらのケージにより、使用中のドライブは頑丈なフルメタルのエンクロージャードライブの中で安全に冷却され、ケースを開けたりドライブラックからネジを外したりする手間なく、安全かつ確実にドライブをホットスワップできるようになります。2.5インチのフォームファクタが提供する便利なアクセス性を維持しながら、超高速のNVMe U.2ドライブでワークフロー操作を完全に強化することができます。もちろん、迅速かつ容易なホットスワップベイでドライブ性能の向上を求めるなら、MB601VK-BまたはMB699VP-BとU.2 NVMeドライブ規格を組み合わせるのが最適です。
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ToughArmor MB601VK-B |
NVMe U.2 リムーバブルケース
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適合ドライブ: 1 x 2.5インチ NVMe U.2 SSD |
適合デバイス: 1 x 3.5ドライブベイ |
ホストインターフェース: MiniSAS HD (SFF-8639) |
ドライブのセキュリティ: 2セグメント キーロック |
寸法(縦 x 横 x 奥行き): 161.2 x 101.2 x 25.4mm |
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ToughArmor MB699VP-B |
4 x NVMe U.2 リムーバブルケース |
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適合ドライブ: 4 x 2.5インチ NVMe U.2 SSD |
適合デバイス: 1 x 5.25ドライブベイ |
ホストインターフェース: MiniSAS HD (SFF-8643) |
ドライブ冷却: デュアル 40mm 冷却ファン |
寸法(縦 x 横 x 奥行き): 170 x 146 x 41.3mm |
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